Audio Codec

エンコードという言葉の方一般になじみが深いのではないかと思われるが、エンコードは変換を加える行為、ここではオーディオ(特に音楽)についてなので
WAVやAIFFというフォーマットをエンコードし、最終的に消費者の元にとどくフォーマットであるmp3, AAC, Ogg, Quick Timeに変換(コンバート)する過程においてコーデックがデバイスとなり音声信号の変換を可能にする。説明するとややこしいのだか、コーデックというのはそのデバイスのことをさすのである。


Sonnox社の出している"Fraunhofer Pro Codec"というプラグインは、mp3, AACなどのフォーマット、ビット数の違いによりどのくらい情報が失われるかをシュミレーションし、試聴する事ができる。


フォーマットが"Lossy format" (mp3)や、Low bit rateにし、質を落とせば明らかに失われていることが試聴できる。失われた部分だけを試聴する事もできるという、ちょっとお節介で消費者としては知りたくないような機能までついている。


Sonnox Fraunhofer Pro-Codec Video


この、3:17秒当たりにLow Bit rateに変換すればするほどある特定の周波数領域でピークレベルを超え、クリッピングが起こっているのが紹介されている。クリッピングをしないようにゲインレベルを調節するため、右のゲインレベルを調節するボックスで、何dBか落としている様子がわかる。だいたい-0.5dB、時には1dBくらい落とさないとクリッピングレベルを超えてしまうが、試してみないとこればかりはわからない。