You Tubeの音圧基準 2015

多くの人が、You Tubeへ宣伝用として音楽をupしている。事実、i Tunesよりも、Spotifyよりも多くの人がYou Tubeで音楽を聴いている。確かに、Amazonなどのmp3視聴用の音質は聴くに耐えないくらいの音質で、音源をリリースするミュージシャン側に取ってどうでもよいと思われているのかもしれないが、You tubeに関して、音圧レベルは、今年になってから従来と変わった。


You Tubeが推奨している音圧レベル(-12~13LUFSあたり)でない、音圧の高い音源は、音圧が高いものほど自動的にピックアップされ、音圧を自動的に落とされるようになった。そのため、音圧の大きい音源をupすればするほど、音圧は自動的に落とされる確率が高くなる。自分がチェックする限りでは、現代の音楽の水準からしてかなり低い-12LUFSまで落ちてなくとも、音圧がそこまで高くないものは、自動的に落とされてないようである。そのうち落とされるのかもしれないが、一番真っ先に何の予告もなく落とされるのは音圧が高すぎるメジャーなポップス、それを真似し、それよりも質の悪い音圧の上げ方をして、音割れしているもの、これらは必ず、-13 LUFSぐらいまで勝手に落とされる。


単にゲインが下がっているだけではなく、エンジニアが選択したプラグインを使ってではなく、音質を問わないプラグインを使われて音圧をただ自動的に下げられるため、You Tubeの音質劣化プラスこのプラグインによる音質劣化で、二重に劣化する事になる。


これが、音楽家、エンジニアサイドに取ってよくなるか、よくならないかは予測できないが、You Tubeに載せる場合は、一言、エンジニアと相談した方がよいであろう。