無事に卒業しました

証書など、正式な書類はまだもらっていませんが、
どうやら必要な単位は取得できたみたいです。

自分の専攻であるElectronic Production and Designの最後の日は、、、
個人指導が大部分のクラスだったからか、少人数の6人クラス
だけど、あまりクラスメイトと仲良くなる事も無く、
先生も毎学期卒業生を送り出しているからか、えらくあっさりと
終わってしまいました、、、。
せめてクラスメイトとくらいはこれから繋がっていられる関係
でありたかったのですが、皆
「先生と自分」思考で。

ちょっと残念だったけど、学ぶべき事は学んだし、
そこに後悔はないです。

今までのノート類(一部ですが)を整理してみました。



それはさておき、卒業後、しばらく暇になるのかな?
と思いきや、とんでもない。予想外に
嬉しい事に、学校のスタジオスーパーバイザーより
音響仕事のサブ、マスタリングの仕事を頂き、
ボストンでもかなり大きなTrinity Churchで
サブの仕事で何をするかを学んだり、
学校のマスタリングスタジオにこもって
昨日までずっと作業をやっていました。
(彼は、29日にメキシコに娘と家族に会いに行くそうです)


さて、マスタリングはどうだったかというと、、、


理解しがたい作業なのか、マスターそのものというよりは
コミュニケーションの方が大変でした!!


使うギア(コンプレッサー、EQが主)は同じでも、そのプロセス、
アプローチの仕方、聴くべき音に対する感覚、
バランス、etc.
全てがミキシングエンジニア側のそれとは全く異なります。

彼(スーパーバイザーのロシア人)の中にも、
「音圧を上げる」「音圧を上げるが故にミキシング
エンジニアが意図する音質が変化してしまう」というネガティブ
なイメージを持っていたらしく、
私が何かプロセスをして、その結果どうなったか聴いている時に


横から


"No! No! No! Bypass it!!!"(元に戻せ)
と呂律の回らない英語(彼はロシア人)で言われ、
最初こそ私は丁寧に
" No worries"(心配しなくても大丈夫だから)と
言っていましたが、
もう、全く持って聞く耳を持ってもらえず、
作業してる途中に機材を横から触られたり、
折角問題を解決したものをそうしてほしくないと言われ、
作業に著しく困難を来したので、
(物理的な作業時間の約半分は彼の
エンドレスでかつ不毛なな会話につき合わされたようなもんです!!)


クライアントである彼にDisagreeすることにはなるけども
自分の意図するところを伝えなければならず、
一時は、微妙な雰囲気にはなりました。

しかし、最終的には私の意図する作業を少しずつ理解してもらい、
作業もノーマルなペースで順調に進み、できたものについても
喜んでもらえました。


ベストワークとはいきませんでしたが、学校のプロジェクト
の短い時間では有り得ないほどスタジオを使わせて
頂いたので、今までの練習時間よりもずっと経験になったし、
インターンで学んだ事を試すことができました。


何よりも、


自分の好きなマスタリングを時間をかけてさせてもらえたことが嬉しい!!!!

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学校で写真を撮る事はほとんどなかったのですが、
最後の週に、専攻学科のラボルーム
でスタッフに写真を撮ってもらいました。
ラボスタッフには本当に親切に教えてもらえたと思います。
写真を撮ってくれたLukasありがとう!