ご報告

振り返ると苦しい事ばかりだったんですが、
チーフのJonathan Wyner氏を始め、色んな
ミュージシャンの方の助けにより、
アーティストビザが承認されました。


3年間、法的に居住する資格を得たのですが、
今後どうするか、本当に悩みました。
ビザを所得した今でも、外国人という立場であることから、
様々な苦難に直面しています。


こんな事をやってまで米国に住む意味は何なの
だろうか?と葛藤した事も多々ありました。
それについてはもう悩んでいないと言えば
ウソになります。


私は、マスタリングという仕事が
本当に好きだし、その仕事に対し、自信と誇り
を持っています。この自信と誇りは、はったりで
言っているとかではなく、誰よりも努力を
してきましたし、そして、
音楽が本当に好きだと確信しているから
言える事だと思います。


アメリカに住む理由は、マスタリングという
仕事を続けたいからです。
生活は苦しい事ばっかりでしたが、それでも、
マスタリングを続けたい、マスタリングという
職を通して仕事の範囲を広げて行きたい、
心からそう思っているからです。


マスタリングは、今までプロジェクトに関わって
居なかった「第三者耳」として関わる仕事なので、
ミックスエンジニア、そしてプロジェクトに関わった
全ての人たちが懸命に作った音を
全てその一瞬で変えてしまう
というイメージを持たれています。


ギタリスト、裏方、そして作編曲者という
地味なキャリアが長かった私ならでは、
ミュージシャンが作りたい音にリスペクト
を持ち、ミュージシャンが作った魂をいい形で
作品として仕上げられていると信じています。


過去のクライアントの方からも非常に嬉しい
フィードバックを頂いております。


最近ですが、先輩ミュージシャン、そして
私の大好きなギタリスト、松川純一郎さん
より、彼のバンド、Low Blow
のライブ録音のマスタリング(デモ用)
のお仕事をさせてもらったんですが、
本当に楽しかったです。
音が好き、直感でそう感じたからと最高の
メッセージを頂きました。
Low Blowは、お世話になっていたライブハウス、
横浜関内ストーミーマンデーで数年前に
共演させていただいた事があり、自分の演奏レベルで
同じステージに立つなんておこがましい以外の
何者でもなかったんですが、
それ以来、ミュージシャンシップとして、
非常によくしていただいております。
本当に、カッコいいバンドです。
純さんはすごく優しい方で、自分がむっちゃくちゃ
凹んでるときに勇気づけてくれたり、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、色々と一緒にやりたいです。


最後に時々こっそり見ている純さんの演奏を
紹介したいと思います。