Jitter(ジッター)とClock(クロック)

Jitterという電気信号のエラーは、現代のレコーディング技術の進歩により、
聴覚上聴こえるようになったエラーなのだそうです。

マスタリング、ミキシング、レコーディング、、、

とにかく複数のデジタル機器、AD or DA コンバータを使用し、それが
High Resolution(解像度)の設定で行われるのですが、
複数の機器を繋ぐ事で入って来た入力信号がどんなにクリーンであっても、
各デジタルでバイス間のクロック(時間軸)のズレが
Jitterという電気信号の微弱なズレを生み出し、出力信号がとても汚い音
になってしまうのです。

今は化石化?している昔のビデオテープを再生した時に
画面に縦線の揺れや縞模様などが見られる事がありますが、
あれがJitterの身近な例です。

さて、Jitterには主に、2種類の場所で起こります。

1Interface Jitter
2)sampling Jitter

interface Jitterは、機材、機器(デジタルデバイス)間の接続によって
起こりえますが、デバイス間のコミュニケーションがうまくいっている
(壊れていなければ)場合は重大な問題とまではいきません。

Sampling Jitterは、高いサンプルレートでサンプルされたデジタル
信号をDAコンバータを通してアナログ信号に変換するときに
起こります。

(最も、最近のコンバーターは、優秀なjitterを減少させるシステムを
備えてるため、だいぶ減少しているということですが、、、。)

では、このjitterを最小限に抑える為には、どうすればいいかと
いうと、各デジタルデバイスのクロックをどれか一つに統一させる
(全てのクロックを同期させる)事で、この時間軸の
ズレに寄る電気信号の乱れを防ぎます。

クロックソースで有名なのは、"word clock"。

作業を行う前に、現在のクロックソースを確認することは
このジッターというデジタルノイズを防ぐ為に大事な事です。